カラスブログ2026年1月18日 鳥の衝突事故

窓

1月12日の朝、リビングの窓に鳥が衝突した痕があった。まるで魚拓のようにはっきりと痕跡が残っている。


縁の下

魚拓の主の安否は不明だが、とりあえず周辺を探してみる。


縁の下

「あっ! あれは・・・、」


縁の下

アオバトが死んでいる・・・。


アオバト

体の硬直具合から死後一日くらいの感じなので、魚拓の主はこのアオバトだろう。


アオバト

打ちどころが悪く脳震盪から立ち直れなかったのか。


アオバト

外傷はないようだ。

事故後に野良猫に襲われることがなかっただけマシな最後だと思う。


カメラ

衝突の様子が残っていないかエサ台のカメラを確認したが、何も映っていなかった。

このタイプのカメラはセンサーが感知してもシャッターを切るまでの速度が追い付かないため、こういう時には何の役にも立たないのだ。現に、年に数回はある鳥の衝突事故はこれまで一度も撮れたことがない。


カメラ

いま思い出したが、もうひとつのカメラはセンサー感知ではなく常時録画だった。24時間撮り続ける設定になっているのだ。これを確認してみよう。

ところで、このカメラはカラス観察のためではなく、単なる防犯カメラである。信じられないことに、現代の日本においても他人の庭に勝手に入る人が一定数存在するのだ。ちなみに、このカメラはUPS給電により停電時も撮り続ける優れモノだ。


アオバト

防犯カメラには衝突の瞬間が写っていた。時刻は1月11日14時17分だ。

アオバトはおそらくタカなどに追われ、それを振り切るために森の中を低空で飛んできたのだろう。


アオバト

そして、あの柵の隙間を通り抜けて来た。ハトがあのような狭い隙間を高速で抜けることができることに驚愕した。


アオバト

迷うことなく真っすぐ窓に向かっているが、窓に映る鏡像を実体と見間違えているのだ。狭い所に逃げ込みたいという心理もあるのだろう。


アオバト

動画では衝突までほぼ一瞬であるため気が付かなかったが、よく見ると衝突の直前に急減速の動作に入っている。自分の目の前に映る景色が偽物であることに気が付いたようだ。


アオバト

だが、時すでに遅し、ほぼそのままの速度で窓に衝突した。

木柵からあの窓までは12.5メートルで、その間のタイムは約0.8秒だから衝突直前の速度は約56km/hである。ハトといえばドンくさくて温厚なイメージだったが、狭い空間をこのような高速で移動できる運動神経をもっていたのだ。

しかし、飛行速度が速いがゆえに事故時の死亡率は高いのだろう。実際に、窓に衝突した小鳥の多くは助かるが、ハトは助からないことの方が多い。これは体重も関係しているだろう。


アオバト

衝突後、ハトは右側に弾き飛ばされた。


アオバト

意識は残っているようでなんとか羽ばたきは続けているが・・・


アオバト

ウッドデッキの下に墜落した。


野良猫

なんとも運が悪いことに、そこはミケが昼寝をする段ボールハウスの真下だ。最近は寒いのでミケはほぼこの場所に常駐しており、事故当時もあのダンボールの中で寝ていたようだ。


アオバト

当然のようにミケが事故現場の第一発見者となった。


アオバト

昼寝中だったミケは衝撃音に驚いて飛び出してきたものの、状況を理解できないようで恐るおそるアオバトの様子を見守っている。


アオバト

我に返ったアオバトがバサバサともがくと、ミケは非情にも猫パンチを開始した。


アオバト

その後も、アオバトが動くたびに猫パンチを浴びせているが、攻撃しているというよりも興味本位で軽くペチペチと叩いている感じだ。現に、アオバトの死体に猫による傷は無かった。

しかし「絶対安静」が必要とされる脳震盪において、これはアオバトの死期を早めたに違いない。

以上、冒頭のアオバトが死に至った時の状況はざっとこんな様子だ。


アオバト

あのアオバトは向こうの森から飛んできて、そこの木柵の隙間をすり抜けた。


アオバト

そして、あの窓をめがけて一直線というわけだ。

この画角で見れば窓の先に森が存在するわけないことは明白だが、高速で飛ぶ鳥は目の前一点の狭い視野に集中して情報を処理するので、状況判断を間違うのだ。ハトは鏡像認知ができないとされているが、この状況は鏡像認知ができるかどうかの問題ではないだろう。


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2026年1月18日 公開

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