カラスブログ2017年10月30日 子離れ

ウシ猫

ところで昨年の記事に登場していたこのウシ模様の野良猫だが、 狸に縄張りを追い出され行方不明になってしまった。 狸と猫が縄張りを競合することを私は初めて知った。

しばらく周辺を探したが、二度と戻ってくることはなかった。

今頃、どこで暮らしているのか・・・。




三毛猫

代わって9月ごろから姿を見せたのがコイツ。 ちょっと不細工な三毛猫だ。 春に生まれた子猫である。

毎日必ずやって来てはエサをねだるが、 生まれつきの野良生活のためか人に馴れていない。 常に人間と一定の距離を取り全く触ることもできないのだ。


三毛猫

この日は庭の草に身を潜め、何かを狙っているが・・・。


ハト

狙いはハト。


三毛猫

勢いよく飛び掛かるが、掴めるはずも無く…。

この猫は幼い時に親からはぐれたのだろう。 でも今はたくましく独りで生きている。

自堕落で太った飼い猫ばかり目にする昨今、これが本来の猫の姿である。



さて、例のハシボソガラスの子供たちはどうなったか?




カラスの家族

9月の半ば頃からは家族が揃うことはほとんどなく、 たまにこうして三羽で現れるだけになった。 この画像は9月22日のもの。 末っ子は未だにお父さんにエサをねだっている。

ちなみにこの家族は食事の順番が決まっていて、必ずお父さんが一番だ。


カラスの家族

だが、お父さんは子離れしたのか態度が厳しくなり、 末っ子がどんなにせがんでも無視するようになった。

自分だけ食事を終え飛んで行ったお父さん。それを追う末っ子。

お母さんはそれを見守っている。


カラスのあくび

庭先の木に止まるハシボソの家族。

お父さんは厳しくなったが、基本的にはまだ仲の良い家族である。

そして次の瞬間、貴重な写真を撮ることができた。


カラスのあくび

これはカラスがあくびをする瞬間を捉えた貴重な写真である。

カラスも他の動物と同じくあくびをするが、 野生のカラスでは滅多に見ることができない。

さらに、カラスは人間と同じようにゲップもする。


カラスの家族

次の日も三羽でやって来た。 後ろが末っ子だ。


カラスの家族

まだらハゲになっているが、これはヒナの頃の羽毛が生え替っているのだ。

両親の換羽時期とあわせて家族全員そろってハゲている。


カラスの家族

お父さんと向かい合わせでエサ台に止まるが、 お父さんに威圧されてうろたえる。 (左が子ガラス)


ここで、エサ台を狙って仕掛けていた監視カメラを確認すると、 この一部始終の映像が残っていた。



カラスの家族

カメラには、お父さんと並んでエサ台にいる末っ子の姿があった。

大きく口を開けてエサをねだるが、すっかり無視されている。


カラスの家族

仕方なく自分でエサを取ろうと、おそるおそるクチバシを伸ばすが・・・。


カラスの家族

お父さんに威嚇されてしまった。


カラスの家族

そしてエサを全て食べたお父さん。

子ガラスを残して飛んで行ってしまった。


カラスの家族

何も無いエサ台に呆然と立ち尽くす末っ子。


そして二週間が経った。

カラスの家族

10月11日。

朝焼けに照らされた月。


カラスの家族

朝から珍しく、鉄塔にはハシボソの家族が揃っている。


カラスの家族

だが、親鳥たちは子ガラスを激しく威嚇し、遠くへ追いやってしまった。


カラスの家族

電線にとまる両親。

周りからは子ガラスの声が聞こえてくるが、 子ガラスが近づくたびに追い払っている。


カラスの家族

それ以来、子ガラスの姿を見なくなり、再び夫婦のみで生活するようになった。

子ガラスはこの試練を乗り越えて立派なカラスに成長するのだ。

感慨深くもあるが、少し寂さをおぼえる。


ミサゴ

子ガラスがいなくなってしばらくたった10月24日。

この日は大型の猛禽類が飛来した。 だが、周りの鳥たちは特に警戒する様子はない。

いつも来る小型の鷹ではなく大型で優雅な猛禽類だ。 体格の割に翼が異常に大きい。


ミサゴ

カラスの領空域よりも遥か上空を飛んでいるため、望遠レンズの限界である。

羽の形状や模様から、これはミサゴという猛禽類だ。

足に何か掴んでいるようだが、捕らえた獲物かな?


ミサゴ

デジタルズームで無理やり引き伸ばすと…、

魚を捕まえたようだ。だが何故、捕えた魚を持ったまま上空を旋回しているのか?

欲張って二匹目を狙っているのかもしれない。



カラスの家族

庭の木の細枝にとまるお父さん。

猛禽類の飛来をあまり気にしていないところを見ると、 ミサゴは警戒対象ではないのだろう。




あの子ガラスたちはどうしているだろうか。

離れていった子ガラスを懐かしく想い、庭を見渡すと・・・。



カラスの家族

下の枝にもカラスが。 あれ? 一羽多い・・・!?

何と! 子ガラスが戻って来ているではないか。

お母さんの右側に止まっているのは間違いなく子ガラスだ。 遠くへ行ったと思いきや戻ってきたようだ。


カラスの家族

突然、飛び出す子ガラス。

それからじっくり観察していると、 子ガラスはこうして時々やって来てはまた何処かへ飛んで行くことを繰り返している。 家族が一緒にいる時間はとても短いが、まだ完全に独り立ちはしていないようだ。

左に止まっているのはお母さんだが、 このお母さんは末っ子に甘いようだ。 無理に追い出すのではなく、暖かく見守っているように見える。

子ガラスは巣立ちから4か月以上も経過するのに未だに独立していないが、これには理由がある。

春に早くに巣立つとエサの豊富な夏に独立できるが、 今年のように巣立ちが遅いと成長する前に晩秋に差し掛かる。

子ガラスが最初に迎える冬は最大の試練。 それを乗り越えさせるための親心だろう。



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2017年10月30日公開

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