カラスブログ2022年12月24日 子どもたちの独立

ヤギ

木々はすっかり葉を落とし、冬枯れの庭となった。


ヤギ

モンジロウの最近の昼食はシュロの葉ばかりだ。


キツネ

久しぶりに現れたのはキツネのお母さんだ。

茶色の体毛が冬枯れの景色に溶け込み、保護色となっている。


キツネ

夏までは親子で仲良く遊ぶ姿をみたものだが、いつからか子ギツネの姿を見なくなった。子ギツネはもうすぐ1歳になるので、親元から独立したのだろう。

お母さんは栄養状態が良くないのか、わき腹に円形脱毛症をつくっている。


キツネ

こうして動物たちの子育てを見ていると、人間の子育てがいかに長い期間を要することかを実感する。

以前は18歳で一人前だったのが現在では大学進学率の向上にともない、一人前といえる年齢は22歳以降となった。まるで樹木のように年月を要するが、皆がこれでは生物的にみて少子化になるのも当たり前である。もっとも、いまの地球は人間が増えすぎて定員オーバーであるため、そういう点からみると正しい方向に進んでいるといえる。


カラス

さて、今年も三羽のヒナを巣立たせたハシボソ夫婦であったが、子ガラス三兄弟のうち一羽は早々に消え、一羽は秋に独立した。


カラス

そして今、お父さんを追って飛んで来たのが末っ子だ。


カラス

お父さんの機嫌を損ねないよう、慎重に顔色をうかがっている。


カラス

近づきすぎず、さりげなくお父さんの後を追う・・・。


カラス

疎ましく思われないよう控えめに振舞うことがポイントだ。


カラス

しかし、この瞬間だけはヒナの姿に戻ってしまう。


カラス

今年も親子で年を越すことになりそうだが、春までには強制的に独立させられるのだ。つまり、大好きなお父さんと一緒にいられるのもあとわずかである。


カラス

そんなことも知らず、今日もお父さんを追いかけるのであった。


<本日のオマケ>
~真夜中の鳥~

謎の鳥

皆が寝静まった午前0時30分。エサ台に一羽の鳥がやって来た。この鳥は三年ほど前から冬になると時々写っている。


謎の鳥

地面をめがけて急降下。

真夜中の庭で狩りをしているのだ。


何だ、この鳥は?

謎の鳥

夜に活動しているからフクロウの仲間だろうが、この不鮮明な写真ではよくわからない。背中は褐色で腹は白色、顔面はデカくミミズクのような突起はない。ずんぐりした体形で大きさは鳩と同じくらい。


謎の鳥

タヌキみたいに眼の周囲に模様がある。

この条件に当てはまるのは「コミミズク」かな?


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2022年12月24日 公開

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