昨年(2019年)は三羽の子ガラスが巣立ち、夏が終わるころには順調に親元を離れ独立した。 しかし、その内の一羽が戻ってきたのは昨年10月下旬のことだ。
結局、親子三羽で仲良く?新年を迎えたのであった。
エサ台にいるのがお父さんで上がお母さん。
お父さんは子ガラスの分も口に詰め込む。
そして子ガラスは木の上でお父さんを待つ。
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恥ずかしげもなく大きく口を開け、甘えた声を出している。
お父さんが食べ物を持って飛び去ると後を追って飛んでいくのだ。
その羽はもうボロボロである。
エサ台に来た子ガラス。 風切羽の表面が荒れている。
ヒナのころに生え揃った風切羽はその年には更新せず、一年以上も使い続けるのだ。
お母さんと比べてみよう
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成鳥のカラスの羽毛は夏場に生え替わるので、きれいなものだ。
そんなお母さんだが、最近は少し神経質になっているようだ。
今年ももうすぐ繁殖の季節。
その前に子ガラスを追い出すのが彼女の仕事なのだ。
<本日のオマケ>
なぜか最近、エサ台の金網がめくれてくるなぁ・・・。
なんでだろう? どういう力が働けばこうなるのか?
直してもしばらくするとめくれ上がる・・・。
「原因判明!」
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ハシボソのお母さんが金網をつついているが?
金網の裏を覗き込んでいる。
どうやら、半熟卵が裏側に垂れ下がっているのを取ろうとしているようだ。
何とかして取ろうとしているが・・・。
枝にぶら下がるような姿勢で裏側をのぞきこむ。
そして・・・、
「あっ! 金網をめくり上げたぁ!」
「元に戻さずに立ち去った!」
こうして金網は口を開け続けるのであった。
2020年1月19日公開