<注意!>
今回のブログは爬虫類愛好家の方にはショッキングな内容が含まれます。
カラス小屋の掃除の仕上げに風呂場に水をはる。
するとその時、私の頭の上に何か落ちてきた。
そいつはウネウネと動いている。
「なんだ、こりゃ?」
ヒル? 蛾の幼虫?
「う~ん・・・??」
アディが見上げる視線の先に・・・。
ムカデとヤモリだ。
闘っているのか?
勝負はすでに決していて、ムカデがヤモリを締め上げている状況だ。
ヤモリはムカデの毒が回って死んでいるのかピクリとも動かない。
と、いうことは・・・?
さっき私の頭に落ちてきたのはヤモリの尻尾だったのだ。
ムカデに捕まり苦し紛れに自分の尻尾を切断して逃走を図ったようだが、すでに遅し。自身よりも大きな相手を仕留めるとは、ムカデの攻撃力は凄まじいものがある。
30分後
気になって再び様子を見に行くと・・・。
こんな状態になっていた。
↓
力なくぶら下がるヤモリをムカデが後ろ足で支えている。
その時、死んだと思っていたヤモリが蘇生し動き出した。
「たすけて・・・、」
という声が聞こえたような・・・。
遅ればせながら救助開始!
獲物を放してなるものかと食らいついて離さない。
悪いことに、ムカデはさらに毒を追加しているようだ。
「もうヤメたれっ」
頑強に食らいつくムカデを無理やり引きはがしてやった。
自然界の営みに平然と介入したが、カラス小屋は私の領域である。
その後、ヤモリの回復を試みたが処置が遅かったようで、しばらくして息を引き取ったのであった。死因は追加で注入されたムカデの毒か、あるいは咬まれた部分からの失血と推測される。
<本日のオマケ>
これは我が家に住み着いている巨大なアシダカグモだ。
ヤバそうなオーラを放つが人間に対しては無害である。
こうして待ち伏せして近づく昆虫などを捕食する。
虫たちにとっては手強いハンターだろう。
一方、こちらは・・・?
丸い菓子みたいなのはアシダカグモの卵。
周りにいるのは孵化した子グモたちだ。
可愛い子グモたちがワラワラと巣立っていく。
そこに現れた巨大な影・・・。
屈強なアシダカグモだが成長するまでは敵ばかり。
生まれてすぐに生存競争はスタートしているのだ。
2022年10月9日 公開