今年の冬は寒くなるらしい。今のうちにモンジロウの寒さ対策を考えなければいけないのだが、彼は自分の小屋を食べてしまったのだ。
「小屋を食べるヤギ」 ←当時のブログ
廃棄予定だったヤギ小屋をリフォームすることにした。これを作ったのは2019年の4月だったから、すでに5年半が経過しているのだ。
さっそく屋根と壁を剥がした。
壁の木材は傷んでいたが、床はヒノキなので何のダメージもなく5年間耐えた。
土台と床板はこのまま再利用してリフォームを実施する。
壁は杉板を隙間なく張り付ける。
壁板が階段状になっているが、これには理由がある。
屋根も杉板を使用して、このように重ねて段差を付けるのだ。
普通なら屋根には木材を使用したらダメなのだが、アスファルト系だとモンジロウが食べちゃうし、鉄板だとケガしそうなので避けたい。そうなると、食べても問題ない木材を使うしかないのだ。当然、仕上げの塗装もヤギが食べても大丈夫なものでないといけない。
無害なものをいろいろ検討したが、塗料はコレだ!
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「キャノーラ油 一番搾り」
ズバリ、料理に使う食用の油だ。油なので木にしみ込んで防水効果を発揮するだろう。
これを大量に屋根に塗って防水塗料の替わりとするのだ。
テカテカしてキレイに見えるが、時間が経つとキッチンの換気扇みたいにベタベタになるだろう。でも、これならモンジロウが食べても大丈夫だ。
しっかり計算したつもりが壁板が足りなかった・・・。
買いに行くのも面倒なので、足りない部分には以前の壁板を再利用した。
屋根も足りなかったので古い木材を継ぎ足した。キレイに作ったとしてもモンジロウに破壊されるから、見た目にこだわる必要は無いのだ。
完成!
以前の小屋と比べて隙間が無く保温性が向上したと思う。
これで冬の寒さ対策は万全だ。
モンジロウが成長したおかげで、5年前に作った時と比べるとずいぶん狭くなった。当時はこれでも大きすぎてスカスカの状態だったのだが。
ここで、5年前に戻ってみよう。
<2019年4月>
モンジロウを迎えた2019年春。
完成したばかりのヤギ小屋と幼いモンジロウだ。ヤギの成長を予測して小屋を大きく作ったのだ。
「ヤギを飼ってみる 第二章」 ←当時のブログ
この頃は体重が15kgくらいだったので、小屋にロープをつけて小屋の周囲を移動していた。
しかし今は体重が増えてこのような運用はできない。ヤギのパワーで小屋が山車のように動いてしまうからだ。
ミケと比較すると大きさが分かりやすいかな?
最初にできた友達がミケだった。この頃はまだ、ぎこちない関係だ。
モンジロウに触りたくてしかたないミケ。
最初はミケの方からモンジロウにアプローチしていたのだ。
こんなシーンもあった。
情報量が多い写真なので説明すると、手前の白い長毛猫が奥の野良猫ハクホウに襲い掛かろうとしている状況。そこにモンジロウが仲裁に入るところだ。
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ヤギって、子どものころから協調性があるし他の動物とも友好的なのだ。
この頃は散歩に出かける先でいつも人気者だった。
しかし、純真無垢な子ヤギの時間はあっというまに終わった。
現在
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破廉恥な変態ヤギへと成長した。
クセが強すぎて人前に出すのもはばかられる。
「クセ強めなヤギ その後」 ←最近のブログ
そして破壊の限りを尽くす。
そんな彼も年が明ければ6歳。
そろそろ落ち着いたヤギになってくれるだろう?
2024年9月29日 公開