花粉症の方々が涙目になる今日この頃、
動物たちが待ちに待った春が来た。
これは近所の爺さんにもらった無農薬栽培の野菜。
冬はヤギのエサを調達するのが面倒だが、それももう終わり。来月には雑草のバイキングが始まるだろう。今年も無事に春を迎えることができた。
2月10日から巣作りを開始したハシボソ夫婦だが、3月3日には巣が完成したようだ。鉄塔内の安全な場所なので撤去される心配はない。
毎春繰り返されるハシボソ夫婦の子育ては、これで8回目となる。
もうすぐ産卵だというのに子ガラスはここにいる。
そろそろ自分の立場が危うくなるころだが、その自覚は無さそうだ。
一方、こちらは?
正月に子ギツネが死んで以降、キツネの両親をあまり見かけなくなった。
キツネが庭に来なくなった原因はおそらくこれだろう。
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タヌキの夫婦が頻繁に庭に出現するようになったのだ。昨年はキツネが優勢だったが、今年に入ってから定点カメラに写っているのはタヌキばかりだ。
冬毛に覆われているとはいえ立派な体格だ。誰かエサを与えているのではないか? というくらい太っている。
ドラえもんのようにユーモラスな体形だが、こいつらは意外と喧嘩が強いのだ。確かに、こんな巨体×2が迫ってきたら逃げたくもなるだろう。
タヌキたちも今が子育ての季節であり、神経質になっているのだ。
すっかり勢いを失ったキツネたちだが、彼らも子育てをしているようだ。先日、隣の森を散策していたときに私は発見した。そこの土手の部分にキツネの巣穴を。
年明けにはこんな穴は無かったので、1月下旬くらいに掘ったのだろう。
これがなんと、土手の向こう側に貫通しているのだ。その長さは3メートル近くもある。
キツネはモグラ並みに穴掘りが得意なのだ。
そういえば昨年、庭で遊んでいる子ギツネが地面を掘る仕草をしていたのを思い出した。
< 地面に穴を掘る子ギツネ 2022年6月撮影 >
どうやら穴掘りは本能として備わっているらしい。
キツネの行動を観察するために監視カメラを仕掛けた。キツネが巣穴から出てくるとセンサーが反応して撮影されるのだ。
電源はこのソーラーパネルから供給される。
主に夜中に巣から出入りしている様子が写っていたが、時々は昼間にも行動しているようだ。
子ギツネが出てくるのはまだまだ先だろう。
2023年3月5日 公開