アディのクチバシが開かなくなったのは4月15日のことだった。5月に入っても症状は改善せず、食事介助の日々が続いた。
当時のブログ ←
治療しようにも原因がまったく分からないので対処のしようがない。
三週間が過ぎた。
発症から三週間を過ぎたころから、少しクチバシが開くようになった。
しかしアゴの力が弱いので卵黄のような柔らかい食材しか食べられない。
豚肉の細切れなどを与え、リハビリを続けている。
5月14日
朝からカラスたちが騒々しいので様子を見に来たら、アディが興奮してタコ踊りしている。しかも、クチバシが開いているではないか。
この時、小屋の外にハシボソのお父さんがとまっていて、それで騒いでいるのだ。
クチバシは治ったのか?
私は試しにカラスバーグを差し出した・・・。
アディはカラスバーグをくわえた。
おっ!? いい調子だ!
あらら・・、
やはり、一夜にして治るものではないようだ。
さっそく、硬いものを食べる訓練を開始した。
5月18日
バシャバシャと水の跳ねる音がするので見に来たら、水浴びを終えたアディがいた。
水浴びは実に一カ月ぶりであるが、これは体調が良くなった証だ。
5月26日
クチバシの力は回復し、ついに好物の手羽先を食べられるようになった。
まだ完全に元通りではないが、これなら普段通りの生活ができる。
治ったことは嬉しいものの、クチバシの謎は残ったままである。
2024年5月26日 公開