我が家の庭に謎のキノコが生えてきた。
マッシュルームみたいで美味しそうだが、ヤバそうな雰囲気もある。
昨日までは何も無かったのに、異常に成長が早い。
翌日
キノコはさらに成長し、昨日とは別物のように変身した。
図鑑で調べたところ、オオシロカラカサタケという毒キノコのようだ。
*注: キノコ素人の管理人調べ。
モンジロウが食べたら危険だが、ヤギは本能で毒物を避けるので大丈夫。
「大丈夫・・・。」
私はそのように理解していた。
「ん?」
いま、モンジロウが何かを拾い食いしたように見えたが・・・?
何やらムシャムシャと口の中に入れている。
オマエ、もしかして毒キノコ食べてない!?
私は急いでモンジロウにヘッドロックをかけて吐かせようとしたが、すでに飲み込んだ後だった。
本当に食べたのか防犯カメラを確認する。
キノコが生えている辺りで何か探している。
キノコを拾い上げた・・・。
バッチリ食べている!
しかも一番デカいやつを!
おそらく、私が興味深そうにキノコを観察している姿を見て、自分も興味が湧いてきたのだろう。
私は急いでキノコを撤去した。
彼はまた一つ、信用を失ったところだ。
そして崖の下に投げ捨てた。
もう食べてしまったので処置のしようがない。おそらく獣医でもどうしようもないだろう。私はしばらくモンジロウの様子を見ることにした。
夕方
いつものように、くつろいでいる。
夜になったが、特に変わった様子はみられない。
しかしまだ要注意だ。ヤギは消化器官が長く、食べたものが胃腸を通過するのに時間がかかるのだ。
翌朝
いつもと変わらない朝を迎えた。
特に具合が悪そうな様子もない。
ウンコも正常! オシッコも問題なし!
「セーーーッフ!」
緊張の一夜を過ごしたのは私だけだったようだ。
2023年9月3日 公開