まだ梅雨だが、夏と言えばスイカ。
蚊取り線香とともに夏の代名詞だ。
モンジロウが物欲しそうな顔で見ている。
だが、ヤギはスイカを食べないようだ・・・。
残りはアディにやる。
バン君はスイカを食べないからアディの分だけ・・・。
スイカなんてあまり栄養もなくほとんど水分だから、与えすぎると腹をこわすかもしれない。 「カブトムシにスイカを食わせたら死んだ」という経験をした人も多いだろう。
そういえばこの季節、カラスたちが生ゴミを漁った後の路上にスイカが残されていることが多いような気がする・・・。
「なにをもらったんだい? アディ君。」
モンジロウにもオヤツをやろう。
今日のモンジロウのオヤツはこれ。新鮮なトウモロコシだ。
モンジロウは器の中のスイカを放り出し、トウモロコシを食べ始めた。
アディも最近になってトウモロコシの味を覚えた。
しかし、バン君はトウモロコシは好きではない。
カラスの嗜好は個体差が大きいようだ。
のど袋いっぱいに詰め込み、クチバシの中も満タン!
あとでゆっくり食べるのだ・・・。
そして私の今夜のディナーはローストビーフだ。
温かいうちにカラスたちにもおすそ分けしよう。
大好物の牛肉をもらい嬉しそうな表情のバン君。
ようやく自分の好物がまわってきた。
アディはさっき詰め込んだトウモロコシが口から溢れそうだが?
「牛肉は絶対にいただくのだ!」
しかし・・・。
好物の牛肉を早く食べたいのだが、手前でトウモロコシが邪魔をしている。
しかし今、口を開けたらすべてこぼれ落ちる・・・。
「どうする? アディ!」
ウロウロしながら悩んでいる。
そして!
喉袋に入っていたトウモロコシを牛肉ごとリバース!
豪快に床にぶちまけた!
そして!
直ちに牛肉を救出に向かう。
トウモロコシを押しのけ牛肉を確保!
旨いものに対する執着がすごい。
そしてこの後、床に落ちたトウモロコシも残さず食べたのであった。
さらに・・・。
←先ほどのスイカもこの通り。
すっかり完食!
2020年7月26日 公開