今年は子育てをあきらめたハシボソ夫婦(左が妻、右が夫)。 受難の春ではあったが、その後は夫婦だけで気楽な夏を過ごしたのであった。
今日はエサ台に豆腐を置いてみたが、ハシボソガラスも豆腐が好きなようで食いつきがよい。
アディはあい変わらずハシボソのお父さんが来ると大興奮だ。
オモチャを鳴らしてアピールしているがお父さんは最近、アディを相手にしなくなった。
鳴り物よりも自分の声でアピールすればいいと思うのだが、普通のカラスでは入手困難なこの「すごいアイテム」を見せつけたいのだろう。
三年前に完成したこのカラス小屋だが、天窓を付けなかったおかげで内部が暗い。 これは誤算だった。
内部には100WのLED電球が灯っているが、そんなの太陽の前では蛍の光のようなものだ。
あの奥の窓を出窓にしてやろうと考え中。 フレームなしで金網が張り出したスカイデッキのようなものを計画している。
そうするとここにフンが落ちてくるのでこのレバーが邪魔になる。
これは何かというと、左に回すと・・・、
小屋の中の風呂場が排水されるようになっているのだ。
出窓を作る前にまずはこのレバーと風呂の位置を変えよう。 そもそもなぜレバーが外にあるかというと、誰かにカラスの世話を頼んだ時にカラス小屋の扉を開けることなく給排水ができるようにするためだ。
風呂場を支えるフレームのおかげで床の掃除がしにくかったので、それもついでに作り替えよう。
撤去作業を開始!
常に水がかかる環境に設置された木材はわずか三年で朽ち始めていた。 この小屋は主要な骨格はヒノキと杉を使ったが、それ以外の部分は安価なホワイトウッドを使用している。 ケチる部分を間違えたということだ。
おまけに木が朽ちたところに大きなナメクジが住み着いている。
この部分のフレームが最も腐食が酷いが、これを取り換えるのは大掛かりな工事が必要になる。 緑の部分は耐水性を考慮してFRP(強化プラスティック)の床にしたものの、フレームがこれでは意味がない。 まさに「安物買いの銭失い」の典型例であり、ダメの見本。
突然の作業開始にナメクジたちは逃げ回り、木の朽ちた部分に隠れた。
まあ今日はいいけど、来週には退去してもらうから・・・。
腐った部分の補修はまた今度にしよう・・・。
しばらく悩んだのち、設置場所を決定。前回の反省からフレームの材料はヒノキを使うことにした。 ここをケチったら絶対にダメ。
さらに、メンテナンス性を考慮して取り外せるようにした。
風呂場を設置して完成!
水場は風通しが良い方が清潔だということで、大胆にも宙に浮かせてやった。 これにより床掃除もしやすくなった。 カラスの飼育は「ウンコとの闘い」と表現してもよいほど糞掃除が大変であり、これは非常に重要なポイントなのだ。
排水レバーはとりあえず直付けにしたが、どうするか後で考える。
おや? あれは今朝アディが鳴らしていたオモチャだ。
早くもアディのモチャ置き場になっていた・・・。
次回はいよいよ出窓の制作に取りかかる予定。
2020年9月13日公開