元日から大地震でスタートをきった2024年。
この場所でもけっこう揺れて近所の爺さんたちは腰を抜かすほど驚いていたが、後から知った数値は震度3か4。
能登半島の震度7とはいったい・・・。
明日は我が身として覚悟しておこう。
カラスたちは地震の揺れにあまり動揺しなかった。
そもそも地に足が着いていない鳥たちにとって、地面が揺れることに恐怖を感じることもないのだろう。
バン君は今年で12歳になる。
立派な体格のハシブトガラスだ。
アディは9歳。ハシブトガラスとしては小柄だ。
アディは9歳になっても童顔だが、ハシブトガラスには一定数こういうタイプがいる。
ハシブトは外見上の個体差が大きいが、こういうファニーフェイスはおそらく雌だろう。根拠は特にないが、しいて言うならば小柄なハシブトにこの顔立ちが多く、カラスは雌の方がやや小型とされているのでその可能性は高いだろう。
さて、昨年末に大量に押し寄せたカラス軍団だったが、私の予想どおり二週間も待たずに解散し静かな正月を迎えた。彼らはどこか別の場所を求めて旅に出たのだろう。
同じ種類のカラスでも、遊牧民タイプと定住タイプがいることが面白い。
しかし、一羽だけここに残留した者がいる。
年末のブログに登場したハシブトだ。コイツは風切羽の一部が白いので容易に識別できる。羽が白く汚れいているように見えるが、あれは人間でいうところの白髪である。
襲来したハシブト軍団のなかでもこいつだけ別行動だったので、去り行く群れを見送って残留を決めたのだろう。
エサ台のフードをのど袋いっぱいに詰め込んだ。
そして、フードを少し残して飛び去った。
10分後、
戻ってきた。
のど袋はしぼんでいるので、さっきのフードはどこかに隠してきたのだろう。カラスは食べきれない量のエサを見つけると、後日食べるために貯食する習性があるのだ。
急いで残りのフードをのど袋に押し込んでいる。残していったときは他者に配慮したのか? と、少し期待したが、そういう協調性のあるタイプではないようだ。
このまま定住されたら困るので何とかしたいのだが。
ハシブト軍団もこんなヤツを置いていくなよ・・・。
次の日、
ハシボソ夫婦が先に来てほしいのだが・・・。
やっぱり白髪野郎が来た・・・。
同時に、真上からすごい勢いでもう一羽が・・・。
ハシボソのお父さんだ!
追い払ってくれよ!
あれ?? 一緒に食べ始めた。
このままご近所さんとして受け入れるのか?
でも、時々威嚇しているから仲間とは認めていないようだ。
新年早々の新キャラに、騒々しい一年を予感させる
2024年1月8日 公開