8月12日のブログ
にハゲ頭を晒して登場したアディ。
その時はそれがハゲのピークだと思っていた。
しかし翌日
彼のヘアスタイルはさらに後退した。頭のてっぺんからごそっり抜けたのだ。
まるで落武者のようなスタイルになり昨年とは少し様子が異なる。
(昨年の換羽の様子→ 「カラスの換羽」 )
8月17日
ハゲはさらに進行し、このままでは本当にツルッパゲになるのではないかと思うほどだ。
でも大丈夫。新しい羽毛が産声を上げているのだ。
抜けると同時に新しい羽毛が急成長している。
ハシブトガラスはこの季節に換羽を迎えるのだが、抜け方はカラスそれぞれ。
中にはこのようにハゲ頭になるカラスもいるのだ。双眼鏡片手に街のカラスを観察してみると、あなたの街でもきっと見つかるハゲたカラス。
8月18日
新しい羽毛が次々と顔を出し頭皮を覆い始める。
8月22日
最初に抜けた頭頂部から生えそろった。
落武者のようなスタイルから一転、今度はモヒカンスタイルに変化するのだ。
ここで疑問が生じるのだが、なぜ頭の中央がハゲると見苦しく、逆だとそうでもないのか?
こうして並べてみると理解が早い。サムライはマヌケな印象であるのに対し、モヒカンはクールで締まった印象を与えるのだ。
幕末に来日した欧米人は、あのサムライスタイルに衝撃を受けたそうだ。しかしあの奇抜なヘアスタイルに何の疑問も感じず、数百年も続けてきた我々日本人の美意識はいかがなものか。だれも「やめようよ」と言い出せない空気があったのだろう。
そして今日、8月25日。
急速に成長する羽毛に覆われ、こうして換羽を終えるのであった。
< 本日のオマケ >
~カラス小屋の働き者~
カラス小屋の床で蟻が一列になって何かを運んでいる。
「わっしょい! わっしょい!」
カラスが落とした卵黄の破片を運んでいたのだ。
こうしてカラス小屋の周囲を掃除してくれるのはいいとして、 この集団が屋内に入ってくると厄介である。
しかし、こいつらは意外にも制御が簡単なのだ。
彼らはブドウなどの甘いものに目がない。
だから家の中に入ってきて困ったときは、甘いものを侵入口の外側に置いておけば家に入ることはなくなる。
今回はその習性を利用して蟻を集めてみよう。
せっかくなので筆で絵を描いてみる。
ここに蟻が集合すればおもしろいアートになるだろう。
数分で蟻が集まってきた。
彼らの甘味センサーはすごい。
それよりも行動力が凄まじいのだ。
輪郭に沿って蟻が整列し徐々に絵が浮かび上がってくる。
いいぞ、その調子だ!
しかし・・・、
うまくいきかけていたアートは崩壊。
一カ所に集中する習性があるようだ。
残念・・・。
2019年8月25日 公開