カラスブログ2019年8月25日 ハゲのカラス

ハゲのカラス


8月12日のブログ にハゲ頭を晒して登場したアディ。

その時はそれがハゲのピークだと思っていた。


しかし翌日

ハゲのカラス

彼のヘアスタイルはさらに後退した。頭のてっぺんからごそっり抜けたのだ。

まるで落武者のようなスタイルになり昨年とは少し様子が異なる。

(昨年の換羽の様子→ 「カラスの換羽」


ハゲのカラス

8月17日

ハゲはさらに進行し、このままでは本当にツルッパゲになるのではないかと思うほどだ。

でも大丈夫。新しい羽毛が産声を上げているのだ。


ハゲのカラス

抜けると同時に新しい羽毛が急成長している。

ハシブトガラスはこの季節に換羽を迎えるのだが、抜け方はカラスそれぞれ。

中にはこのようにハゲ頭になるカラスもいるのだ。双眼鏡片手に街のカラスを観察してみると、あなたの街でもきっと見つかるハゲたカラス。


ハゲのカラス

8月18日

新しい羽毛が次々と顔を出し頭皮を覆い始める。


ハゲのカラス

8月22日

最初に抜けた頭頂部から生えそろった。

落武者のようなスタイルから一転、今度はモヒカンスタイルに変化するのだ。


ハゲのカラス

ここで疑問が生じるのだが、なぜ頭の中央がハゲると見苦しく、逆だとそうでもないのか?


ハゲのカラス

こうして並べてみると理解が早い。サムライはマヌケな印象であるのに対し、モヒカンはクールで締まった印象を与えるのだ。

幕末に来日した欧米人は、あのサムライスタイルに衝撃を受けたそうだ。しかしあの奇抜なヘアスタイルに何の疑問も感じず、数百年も続けてきた我々日本人の美意識はいかがなものか。だれも「やめようよ」と言い出せない空気があったのだろう。


ハゲのカラス

そして今日、8月25日。

急速に成長する羽毛に覆われ、こうして換羽を終えるのであった。


< 本日のオマケ >
~カラス小屋の働き者~

ハゲのカラス

カラス小屋の床で蟻が一列になって何かを運んでいる。


ハゲのカラス

「わっしょい! わっしょい!」


カラスが落とした卵黄の破片を運んでいたのだ。


ハゲのカラス

こうしてカラス小屋の周囲を掃除してくれるのはいいとして、 この集団が屋内に入ってくると厄介である。

しかし、こいつらは意外にも制御が簡単なのだ。


ハゲのカラス

彼らはブドウなどの甘いものに目がない。

だから家の中に入ってきて困ったときは、甘いものを侵入口の外側に置いておけば家に入ることはなくなる。


ハゲのカラス

今回はその習性を利用して蟻を集めてみよう。

せっかくなので筆で絵を描いてみる。

ここに蟻が集合すればおもしろいアートになるだろう。


ハゲのカラス

数分で蟻が集まってきた。

彼らの甘味センサーはすごい。

それよりも行動力が凄まじいのだ。


ハゲのカラス

輪郭に沿って蟻が整列し徐々に絵が浮かび上がってくる。

いいぞ、その調子だ!


しかし・・・、


ハゲのカラス

うまくいきかけていたアートは崩壊。

一カ所に集中する習性があるようだ。

残念・・・。


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2019年8月25日 公開

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