昨年の予報では「2022年冬は厳しい寒さになる」ということだったが、そんなに寒くなかったように思う。そのような流れで今年は春が早く来た。
我が家の桜もポツポツと咲き始め、庭に緑が増えてきた。
モンジロウは冬毛がボソボソと浮き上がっている。
これを見ると「あぁ、春が来たな」と実感するのだ。
桜の開花と同時にモミジの新芽が開いてきた。
その下の地面からは点々と新芽が顔を出しているが、これらは上のモミジの子どもたちである。
そのままだとモンジロウに食べられるので、鉢植えにして避難させた。
以前、同じように避難させたクスノキは三歳になる。
今年も新しい芽を出した。クスノキのような常緑樹は春に新芽を出し、昨年の古い葉はその後に寿命を迎え落葉する。つまりクスノキの落葉は秋ではなく春なのだ。
こうして冬の間に眠っていたものたちが一斉に目を覚ます光景を見るのは、春の楽しみである。
一方、ハシボソ夫婦はというと・・・、
左に写っているのがハシボソのお母さん。冬の間はまったく庭に来なかったので、間近で見るのは久しぶりだ。彼女は抱卵期間中であるが、なぜか産卵を終えた時期からここに来るようになった。
そして右のお父さんは今、自分だけ口いっぱいに食べ物を詰め込んでいる。
妻に譲る様子はない。
お父さんはあまり子育てに参加していないように見えるが、彼の仕事は主に巣の防衛なのだ。それと、巣作りは彼の得意分野なので率先しておこなっていた。
何度見ても食べ物は残っていない・・・。
ハシボソのお母さんがエサ台に来るようになったのは、抱卵中で採餌活動が制限されるため、ここで効率よく食事をしたいと考えているのだろう。
予定どおりにはいかないようだが・・・。
お母さんが巣に戻ってきた。
母鳥は常に卵を温めているような印象があるが、意外と留守にすることが多いのだ。
巣の中に座り込むと、しばらくは動かない。
巣の中を覗く方法が無いので行動から推測するしかないのだが、それによると産卵は3月12日だった。卵がいつ孵化するのか気になるが、今後、抱卵から給餌に切り替わるタイミングを確認することで判断するのだ。
ところで子ガラスは?
これは3月5日朝のことだ。屋根にいるのが子ガラスだが、これ以降、定点カメラにも写っていない。今のところ、これが子ガラスの最後の写真である。
<本日のオマケ>
一年以上放置したウッドデッキは、すっかり塗装が剥げてしまった。
普通は一年でこのようにはならないのだが・・・、
ヤギがいるのでしかたがない。
硬いヒヅメで歩き回るから木材の表面がボロボロになるのだ。
さらに、頻繁に柱に頭突きをするため柱の角が丸くなってしまった。
ウッドデッキの補修と再塗装をする。
まずは、ささくれた部分を削って滑らかにする。
その前に、モンジロウが邪魔なので向こうに繋いでおく。
塗装の前に高圧洗浄機で汚れを落とす。
このような床材には浸透性の高い塗料を用いる。
家の外周とカラス小屋を含めると塗装面積は30畳分くらいあると思う。
野良猫が邪魔だ。
先ほど猫の座布団を撤去したのだが、意地でもここを動くまいとしている。
まあ、別にいいけど。
ペンキが付いて三毛が四毛になっても知らんぞ。
正午から作業を開始し、塗り終えたのは17時。ようやく終わった。
モンジロウが庭の隅で待ちくたびれている。
塗料が乾くまでもう少し待ってくれ。
ちょっと早いがもういいだろう。
さんざん待たされたモンジロウは、塗ったばかりの柱にツノをグリグリと擦り付けるのであった・・・。
2023年3月26日 公開