池の対岸では元気に飛び回る子ガラスの様子が見えるが、相変わらずここに来るのはお父さんだけ。
子ガラスが来ないまま7月に入り猛暑の季節がやって来た。
温度計の針は40℃を振り切っているが、見慣れた数字に特に驚くことはなくなった。
カラス小屋にも扇風機を設置した。
我が家のカラスたちは暑さで活動量が低下しているが、屋外のカラスたちも同様に静かだ。
そして7月7日早朝
ついにお父さんが子ガラスを連れてきた。
右がお父さん、左が子ガラスだ。
もう一羽も飛んで来た。屋根にいる手前の一羽は子ガラスとは思えないほどデカい。
子ガラスたちはとても元気で食欲旺盛だ。
お父さんはすぐにエサを与えずもったいぶる。
子どもたちに囲まれてモフモフと羽毛を膨らますお父さん。いつもの追いかけっこが始まるのだ。
以前は遊びでやっていると思っていたが、これは子どもたちにエサを取るための訓練をしているのではないだろうか?
しかし羽毛を膨らませて興奮している様子から、お父さん自身も楽しんでいるのは間違いない。
頃合いをみてようやく給餌。
「欲しければかかってこい!」ということだろう。
今はかわいい子どもたちだが、夏が終わるころには自分のライバルになるのだ。
2022年7月10日 公開