もう晩秋だというのに生ぬるい風が吹いている。
でも、季節は確実に冬になるのだ。
新たに生えてくる雑草は無く、緑は減る一方だ。
秋の恒例。落ち葉の掃除はモンジロウの仕事だ。
隙間に挟まった落ち葉もきれいにしてくれる。
これからしばらくは落ち葉が主食となるのだ。
ホノボノとした癒しの光景に見えるかもしれないが、モンジロウはけっこうクセの強いヤギだ。
モンジロウは最近、オシッコを飛ばす方向を自在にコントロールできるようになった。そしてあろうことか、いきなり隣の人に向けてオシッコをかけるという、とてつもなく酷いワザを編み出したのだ。このように破廉恥な性癖を発露させたおかげで、人前に出せる状態ではなくなった。もう純真な子ヤギだったころを思い出せない。
しょうもないワザを繰り出すようになったものだが、傍から見ている分には面白いかもしれない。こんど撮影出来たらブログで紹介しよう。犬や猫でもオスはバカッぽい行動をするものだが、ヤギは特に顕著のようだ。
それにしても表情から感情を読み取りにくいが、目が横を向いているからだろう。
そういえば、カラスも目が離れていて感情が分かりにくい。
人間は相手の目から感情を読み取る能力が発達している。だから、目が横向きの動物と向かい合っても感情を読み取れないのだ。
喜怒哀楽が激しいことと、感情が読み取りやすいことは別なのである。
そして相変わらずの興奮癖は今も健在、というか酷くなっている。
毎度の頭突きもヤメてほしいのだが・・・。
遠慮なく全体重をのせてくる。
頭突きは本来なら仲間同士でジャレるときの行動である。だからといって、ヤギをもう一頭迎え入れるなんて考えたくない。よって、モンジロウの頭突きの相手は私がするしかないのだ。
塩でもなめて落ち着けや・・・。
早いもので、モンジロウはもうすぐ5歳だ。
あと数年たてば落ち着いたヤギになるのでは?
そういう期待を持って成長を見守ることにしよう。
2023年11月12日 公開