桜の花びらが散り始めた4月7日。
遠くに見える鉄塔ではハシボソのお母さんが卵を温めている。
お父さんも時々巣の様子を見に来る。
そして抱卵中の妻に食事を運ぶのだ。
以前は抱卵期間でも外出していることが多かったハシボソのお母さんだが、今年は巣の中に座りっぱなしだ。尾羽がはみ出しているので在宅かどうか分かりやすい。
まだ孵化していないようだが産卵したのが3月13日だったので、そろそろだと思うが・・・?
4月8日
お母さんがいない・・・。
しばらくすると戻ってきた。
しかし巣に座り込む様子はない。
そしてすぐに出かけて行った。
卵が孵化したのだ。
産卵から26日目のことである。
4月13日
サクラの花はすっかり散り、新緑の季節がやってきた。
ヒナの食欲は旺盛のようでハシボソ夫婦はハイペースでエサを運んでくる。
いよいよ子育ての始まりだ。
愛おしそうに我が子を見つめるハシボソ夫婦。
私もヒナの様子を見てみたいものだが、この位置からは見えない。もう少し大きくなったら見えるようになるだろう。
<本日のオマケ>
カラスたちの子育てが始まる頃、蜂もまた巣作りを始めるのだ。
今年もキアシナガバチの女王バチが独り、せっせと巣を作る。
で、その場所は・・・?
またしても我が家のド真ん中。三年前と同じ場所だ。
蜂に寛容な私でもこれはちょっと・・・。
女王バチが出かけた隙に巣を撤去してやった。
戻って来た女王バチは戸惑っている様子で何やら変な動きをしている。
巣を再建するつもりかもしれないので、何か対策をしないと・・・。
先日、竹藪で見つけたスズメバチの古巣をぶら下げてやった。
さすがにビビったようで、それから女王は来なくなった。
だが、しかし・・・。
私が油断している隙に巣作りを再開していた。
スズメバチの巣にビビったのは最初だけで翌日には慣れてしまったのだ。遅れを取り戻すかのように急ピッチで巣を再建している。
女王バチの執念に感心しつつも、転居を促す手段を考えるのであった・・・。
2022年4月17日 公開