カラスブログ2019年7月28日 お父さんの楽しみ

カラス

エサ台にいるのはハシボソのお父さん。

ドッグフードを次々と喉袋に収納している。


カラス

そこに子ガラスがやって来た。


カラス

狙うは視線の先のドッグフード。


カラス

しかしお父さんに追い払われてしまった。

お父さんは子ガラスがエサ台に来ることを快く思っていない。 自然界には存在しえないこの「食べ物が湧き出る不思議な場所」。これが子ガラスの教育に悪いという認識かもしれないが、単に「俺はいいけどオマエはダメ」ということか?


カラス

お父さんは、のど袋いっぱいに詰めたドッグフードをもって移動した。

子ガラスも慌ててあとを追う。


カラス

しかしお父さんはすぐには食べ物を与えない。

「プイっ」と顔をそらしそっけない態度を見せる。


カラス

耳元で声を張り上げる子ガラスだが、聞こえぬふりのお父さん。


カラス

しかしモフモフと膨らむ頭の羽毛。

カラスは嬉しい時やリラックスしているときに頭の羽毛が膨らむのだ。

つまりこの状況はお父さんにとっての幸せなひととき。


カラス

「おっと、いけねぇ」


こぼれ落ちそうになったドッグフードを急いで口に戻す。


カラス

「よーし、オマエらついてこーい!」


カラス

子ガラスのおねだりを巧みにかわすお父さん。


カラス

クチバシの先にドッグフードをチラつかせる。


カラス

右に左に歯切れのよいディフェンスだ。


カラス

おっと、ここでお父さんのディフェンスの動きが止まった。


カラス

「そろそろ頃合いかな・・・。」


カラス

ようやく食べ物を渡す気になったようだ。


カラス

子ガラスへの「エサやり」を楽しむお父さん。そこに教育の意図は感じない。

ふれあい動物園でヤギ相手にニンジンを見せびらかす観光客と似たようなものである。


カラス

エサ台のドッグフードを独り占めする理由は単に、
「エサやりの楽しみ」のためだったようだ・・・。


本日のオマケ ↓


カラス

鳥の羽毛は瞬時に逆立ったりする。これは体温調節にも役立つのだが、多くの場合は感情の現れである。

カラスの場合は嬉しくなると頭部の羽毛を
「モフッ」っと逆立てる。

普通のカラスは、
←これくらいが最大だが、このお父さんはこんなものではない。


カラス

「ドドォ~ン!」

 

 まだまだぁ!


カラス

「ゴゴゴゴゴ~!」

お父さんはMAXに到達。

怒っているように見えるがそうではない。

嬉しさの表現である。


そして・・・、


カラス

「ショボ~ン…」

 

普段はこんなものである。


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2019年7月28日公開

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