卵黄を頬張るお父さんのところに子ガラスが飛んできた。
やって来たのは末っ子の方だ。遠慮がちにお父さんの様子をうかがっている。
おっ? 翼を揺らしてアピールしはじめた。
お父さんはまったく反応しないが・・・。
ヒナのような甘ったれた声が漏れ出た。
急がないと卵黄の残りはわずかだ。
「あっ!」
無情にもお父さんが卵黄を丸飲みに。
「たのむよ、おとうさーん!」
「・・・、」
お父さんの動きが止まった。
おや?
あぁ・・・、まるでヒナにエサを与えているかのようだ。
もう独立の季節だというのに大丈夫か?
もう一羽のデカい方の兄弟はすでに家族とは別行動になった。
果たしてどちらの兄弟がこの先の生存競争を生き抜くのか?
独立心旺盛で早々に冒険するタイプが勝ち残るというのが正論だろうが、もしかしたら逆だったりして? 要領よく限界まで親元に居座りスネをかじるタイプの方が意外と生き残るのか?
あれこれと想像してみるが、それを調べるすべもないのであった。
<本日のオマケ>
気のせいか最近、エサ台が傾いてきたような気がする。
どうでもいいことだが、いつからこうなっていたかな?
これを設置した二年前の写真をみると、この時は水平だ。
主な原因
↓↓
カラスの体重で傾いたのではなく、太ったネコが原因だったのだ。
毎度おなじみのデブネコ君だ。
そりゃ、鳥のエサ台にこんな巨漢が乗ったら傾くわな。
今後はデブネコが乗っても傾かないように補強するか、あるいはネコが侵入できないようにするか。
2022年10月23日 公開