カラスブログ2018年9月30日 旅立ちの予感

あんなに暑い夏だったが気が付けば季節はすでに秋。

夏の暑さに枯れかけた木々は息を吹き返し、動物たちも元気になった。

白黒模様の猫

この猫は、我が家の周りをウロウロしている野良猫だ。

よく見ると左耳にV字カットがある。

どうやら地域猫♂のようだ。

周辺のデブ猫と違い、軽やかな身体能力が彼の自慢である。


白黒模様の猫

彼は最近になってエサ台に登ることを覚えた。

カラスの食べ残しを狙っているのだ。


白黒模様の猫

しかし、たいていの場合は何も残っていないので徒労に終わる。

意外にもエサ台を設置して以来、ここに到達した猫はいなかった。

彼が初登頂である。

このエサ台は、そこらにいる太った猫たちが登れない高さに設計してあるのだ。


貪欲なカラス

我が家のカラスたちも元気だ。

手前がアディ、奥がバン君。

酷暑の頃は食欲もなく元気がなかったが、今はご覧の通り。


エサに食らいつくアディ

もの凄い食欲である。

まさに食欲の秋。


ハシボソの家族

ハシボソの家族も相変わらずだ。

ハシボソのお母さんは顔がハゲまだらになっている。 換羽のピークを迎えたようだ。

ここ数日は親子三羽で行動している姿をよく見かけるが、 子ガラスはいつも一歩下がったところにいる。


ハシボソの家族

最近は、家族の輪に入れずにいるようだ。

両親が食事しているのに、子ガラスは独り屋根の上。


ハシボソの家族

お父さんが卵黄をくわえて屋根の上に移動した。

その瞬間、わずかに期待の表情が浮かぶ。


ハシボソの家族

この子ガラスは、お父さんのことを慕っている。

成長した今でもその気持ちは変わらないようだ。


ハシボソの家族

だがしかし、お父さんは子ガラスを無視して去ってゆく。


もう少しで甘えた声が漏れそうな子ガラスだったが、 その感情をぐっと我慢しているようだ。

「もう、あの頃の優しいお父さんはいない。」

ハシボソの家族

「あんなに優しかったお父さん・・・。 優しかった・・・、」

「あれ? まてよ、」

「そういえばお父さんが優しかったことあったっけ?」


こうして少しずつ、独り立ちの時が迫る。

彼にはその自覚がすでに備わっているようだ。

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2018年9月30日公開

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