今年二度目の積雪となった先週の日曜日。
雪があまり降らないこの地域ではカラスも雪に慣れていない。だから雪が降っている最中にあまりカラスを見かけないのだ。
雪が止み、最初に来たのは子ガラスだ。
雪をかき分けて食べ物を探している。お父さんが来る前に全部持っていくつもりだろう。
太陽が昇ると積もった雪もあっという間に溶けて無くなる。
野良猫のミケはあれ以来、毎日ここに来るようになった。夜はどこにいるのか知らないが、朝は私が起きる時間に合わせてスタンバイしている。
控え目に見えるが、こちらが気が付かないでいると「にゃお~ん!」と大声をあげて朝食を要求する。
贅沢なミケには高級な猫缶ばかり与えているので、戻ってきてからは毛艶が良くなった。
昨年末に登場したオスのキツネ(左)だが、この場所に定着したようだ。
元からいたキツネ(左)とすっかり仲が良くなった。まるで夫婦のようだが、すでに本当の夫婦になったのかもしれない。
互いに毛づくろいをしている。キツネも子づくりの季節なのか知らないが、どうなることやら。これ以上増えないでほしい。
二月の太陽は意外と暖かい。朝は氷点下の冷え込みでも昼には気温が急上昇し冬眠中の蝶が目を覚ます。徐々に季節は春へと移行しているのだ。
そして今年もカラスの巣作りの季節だ。
2月10日、屋根から小枝が落ちてきた。これはハシボソ夫婦が巣作りのために集めている枝だ。 今年は昨年よりも気温が低いが、それでもほぼ例年同じ日に巣作りを始めている。カラスは日照の変化から確実に春の訪れを感じ取っているのだ。
どこに巣を構えるのか後を追ってみると・・・。
今年も鉄塔に巣作りをすることに決めたようだ。4年連続でこの場所である。
<本日のおまけ>
肉食系鳥類のモズ。エサ台から睨みをきかせ狩りをしているが、前回はハマチの刺身を拾い食いしてその味を覚えたのであった。
この日もしばらくは地面の獲物を探していたが、途中で狩りを放棄しエサ台の煮干しを物色し始めた。
獲物が少ない季節ということもあり、狩りが面倒になったのだろう。
大きい方の煮干しを選んで持って行った。
翌日
今度は卵黄に挑戦するというのか?
それはもはや肉ですらないが・・・。
あっ、普通にこの場所で食べ始めた・・・。
拾い食いを覚えて食の幅が広がったようだ。
短期間に肉食系から雑食系へと進化を見せたモズであった。
2022年2月13日 公開