9月19日。
台風14号による激しい雨にモンジロウの寝床も水浸しだ。
こんな日は野生のカラスたちはお休みだ。
一方、頑丈な屋根で守られた我が家のカラスたちは余裕で朝食の時間。
台風が来ようとも世話は欠かせないのだ。
モンジロウもついて来た。
そして自主的に小屋に避難。
翌朝
台風が過ぎ去ると涼しい風が吹き、ようやく「夏が終わったな」と感じる。
屋根の上には三羽のカラスがとまっている。 右からお父さん、末っ子、長男だ。
長男といってもオスかどうか分からないが、たぶんオスだろう(適当)。末っ子はまだお父さんに甘えているが、長男は先月から単独行動が目立つようになった。だから親子三羽がそろう姿は今では珍しい。
朝一番にエサ台に来たのはハシボソのお父さんだ。
最近、子ガラスたちが自分より先に来て食べ物を持ち去ることが続き、お父さんはイラついている。
そこに末っ子が登場。
あっ! いきなりお父さんの獲物を横取り!?
横取りは失敗した・・・。
こんどは甘えた声でエサをねだる。
お父さんは末っ子に甘かったが、最近は態度が冷たくなった。そろそろ独り立ちの季節なのだ。
口を大きく開けてエサをねだる我が子をよそに、お父さんはその場で卵黄を丸飲みにした。
そして飛んで行った。もう子育ては終わりといったところか。
末っ子はひとり、卵黄の破片を拾うのであった。
2022年9月25日 公開