カラスブログ2024年7月28日 親子蜜月の日々

カラス

庭の桜の木にハシブトの子どもがとまっている。


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彼らは隣接する森で5月に巣立ったハシブトガラスの兄弟だ。巣立ってからしばらくは森の中だけで生活していたが、最近になって庭に来るようになった。


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口をあんぐりと開けて暑そうにしている。


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この兄弟は巣立ってからほとんど姿をみせなかったが、見えなくてもどこにいるのかすぐに分かる。なぜなら、ハシブトの子どもは声がデカいからだ。親鳥にエサをねだるときは「アブゥー! アブゥー!」と大声でアピールし、エサを受け取るときに「アババババっ!」と絶叫する。だから、どこで何しているのか見えなくても分かるのだ。


ハシボソの子どもたちは?

カラス

7月28日

ハシボソの子どもたちも順調に育っている。体格は親鳥と同じくらいになったが、まだ顔立ちは幼い。この写真を見てすぐに子ガラスだと分かった人はカラス中級者だ。

子ガラスたちは単独行動が目立つようになり、さらに最近は兄弟も別々にいることが多くなった。


子どもたちはこの三週間でずいぶん成長した。

成長の様子を振り返ってみよう。

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7月4日 この頃はまだ、お父さんにべったり甘えていた。

「ビャー、ビャー」と、小さく甘えた声でお父さんにエサをねだる。


カラス

お父さんはうれしそうに頭を膨らませる。

あまり長続きはしない親子蜜月の日々だ。


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7月13日

子ガラスの成長は早い。お父さんの背中を追うばかりだった兄弟は、自分たちだけでエサ台に来るようになった。


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しかも、お父さんより早い時間に来て「自分たちで先に食べてしまおう!」という魂胆だ。しかしそんな早朝に来てもエサ台には何もない。


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子ガラス兄弟は地面でバッタを捕まえることを覚えた。これはお母さんに習ったのだ。なぜなら、お父さんが庭の地面を歩くことはほとんどなく、この庭で採餌するのはお母さんだからだ。


カラス

7月20日

エサ台にお父さんが来たが子ガラスたちの姿は無い。


カラス

一時間後、少し残っている豚肉を見つけて子ガラスがやって来た。


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あれ? お父さんも戻って来た。何だか機嫌が悪そうだが?


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突然キレるおとうさん・・・。


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だんだん子どもたちは自分を頼らなくなり距離をとるようになる。そして次第に互いに気持ちは離れ、やがて我が子は自分のライバルとなるのだ。


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2024年7月28日 公開

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