[里親決定]
[年齢]
今年生まれ
[保護した経緯]
犬と散歩中、いつもの遊歩道に黒い手袋でも落ちているのかと思い、近づいてカラスだと分かった時は私も犬もビックリしました。目は開いているけど全く動かず、どうしたものかと少し離れて見守っていました。近くに親カラスの気配も、カラスの鳴き声もありませんでした。
しばらくすると、目の前の家の人が出て来て「もっと早い時間にずいぶん長い間カラス達が騒いでいたけど、静かになって見てみたら子ガラスが居た。」と教えてくれました。駅からの歩道で通勤で通る人は少ないけど、人気の少ない道を時々自転車が猛スピードで通り抜けていきます。
このままにしたら自転車に轢かれてしまうと思い、息子に連絡して手袋を持って来てもらい、カラスを植え込みに移動させる事にしました。息子がカラスの横にしゃがむと、今まで動かなかったカラスが、ふらふらしながら時間をかけて息子の両足の間に潜り込んで来ました。その動きは前後左右にお尻を着いたり、横にコケそうになったりと必死で前に歩こうと足は出すけど、まともに歩けていませんでした。とにかくも一旦植え込みに移動させて私達は家に帰る事にしましたが、飛べないカラスは今夜のうちに野良猫に襲われて死ぬだろうと考え、それなら保護しても死ぬだろうけど、死んだらせめて庭に埋めてあげようと持ち帰る事にしました。
保護した初日は食欲がなく何も食べませんでしたが、幸い地面に着くように下を向いた嘴の所に水を持っていくと飲みました。翌日、20年前に鳩を保護した時にお世話になった動物病院に連れていきました。診断は脳震盪でした。先生は保護現場を知っていて「あそこなら、多分自転車に轢かれたのだと思うよ。」との事。その場でステロイド剤を飲ませてくれて、ステロイド剤を5日分処方してくれました。その後、3日くらいは投薬もフードも無理矢理嘴を開いて与え、その後は回復し自分から口を開けて餌をねだるようになりました。
[カラスの健康状態]
現在はとても元気になり、餌をよく食べ人を見ると肩や頭に乗りたがります。触られるのも嫌がりません。
[カラスの特徴]
誰にでもよっていきます。人の姿を見ると鳥小屋から出たくて出たくて、柵に頭を突っ込んで嘴の上部が擦れて一部ハゲるほど出たがります。肩に乗るのが大好きです。
[現在の飼育環境]
室内で飼育しています。
[飼えなくなった理由]
もともと一時保護の予定でしたが、投薬と体力回復の世話の間に人に馴れ過ぎてしまい放鳥ができません。
[里親に求める条件]
「飼いたい」 に応募方法が記載されています。
内容をよく読んでからご応募ください。
2022年9月7日 里親決定
2022年6月26日 公開