募集番号:161 ハシブトガラス 大阪府 2024年2月5日掲載

[里親決定]

大阪府からハシブトガラスの里親募集です


カラス

[年齢]

1歳


[保護した経緯]

カラスを保護したのは昨年の7月のことです。会社の物流倉庫にて、カラスが営巣していることに気が付かずに巣を壊してしまい、その時に落下したヒナを保護しました。

物流倉庫の外側に非常階段があり、そこは雨よけの屋根みたいになるので木製パレットを積んで長期間保管していたのですが、それが高さ的に安全面で危ないということでパレットを移動させることになりました。リフトでパレットを持ち上げたところ、上から木の枝やハンガー、ゴミクズなどが落ちてきました。どうやら、最上部のパレットに置いてあった古タイヤにカラスが巣を作っていたようで、その時に三羽のカラスが飛び立ちました。カラスの両親と巣立ちのヒナだと思います。しかし一羽は飛べずに落ちてきて、周辺のパレットに体をぶつけながら隙間に落下しました。

しばらくはそのままにして様子をみていましたが、巣が無くなったことで親ガラスもいなくなり、落下した子ガラスは飛べずに衰弱する一方でした。会社から、どうにかするように言われたため、子ガラスを保護してしばらく自宅で様子を見ることにしました。

子ガラスを連れて帰ったときは、弱っていて頭も翼も下げて衰弱してました。痩せていたので親のカラスから餌をあまりもらえてないのかと思いつつ、フォーミラーと猫カリカリとパン粉と粉ミルクを混ぜた団子を口に入れては水を入れて世話しました。鳴くこともなくボーーとしていることが多く、もしかしたら上から落ちる時に頭を打ったかでショック状態かもしれないと心配になり、動物病院へ問い合わせましたが「害鳥指定なので」と「鳥インフルエンザ」の点から診察してもらえず、役所に問い合わせても「対応できない」「外に放してください」という扱いでした。しかし、この状態で外に放り出すわけにもいかず、しばらくは飼育を続けることにしました。


カラス カラス カラス カラス

[カラスの健康状態]

巣から落ちた時に左の翼を痛めたので、怪我は完治しましたが翼の収まりが下がり気味になります。短い距離なら飛べますが、自然界の中で生きていくのは無理な状態です。両足は大丈夫です。

翼の羽は、ビックリして暴れた時に壁にぶつかり怪我したので、飛翔力を放鳥部屋に合わせてクリッピングしていますが、1mほどの高さあたりなら飛び上がれます。


<2024.2.7 追記1>

我が家には他に飼い鳥がいるので、感染防止のため保護した当時にカラスに虫下し剤と抗生剤を投与しました。すでに飼い鳥がいる家庭でも心配なく飼育できると思います。


[カラスの特徴]

私が不在がちのなかで保護したので構ってあげる時間が短く、手や腕に止まるのを怖がります。しかし室内で放鳥すると近くに寄ってきます。

近くに寄ってきて手からオヤツをあげると取って食べます。ケージの床に敷いている新聞紙を細かく破って遊んでます。好きな餌をパクパクと沢山飲み込んで隠し場所に置き、破った新聞紙を上において隠す仕草をします。隠したと思ったら、また隠した餌を咥えて食べてみたりと遊んでます。

大きな黒いゴミ袋やタライとか特に長い紐を見ると怖がります。

「カッ!カッ!カッ!カカカ!」と大きな声ではないですが、独り笑いみたいな鳴き方をしている時があります。

甘えたい時には少し翼を開けて姿勢を低くして「ガァ〜カァ〜」と甘えた鳴き声をしてます。この子の声の中では「驚いて怖がる時の声」と「甘える時の声」が大きい声になると思います。暗くなると静かにケージ中で寝てます。

躾としては、ケージを分解して洗って組み立てておくとケージの屋根に止まるので、掃除し終えて「ハウス」と言うと自分から戻ってきます。

器用にケージの扉を開けたりと、自分なりに遊びを考えては何かしらイタズラみたいな事もします。


[現在の飼育環境]

室内のケージで飼育しています。


[飼えなくなった理由]

ペット飼育可のマンションの部屋で飼っていましたが、家主からマンションの改装をしたいので3月中に退去するよう言われました。急な事で経済的に持ち家が買えず、賃貸への引越し先になりカラスには狭い環境になってしまいます。それ以外の忙しさもあり、カラスを今よりも寂しい思いをさせてしまうと心配になり、里親募集にいたりました。


[里親に求める条件]


応募方法

「飼いたい」 に応募方法が記載されています。

内容をよく読んでからご応募ください。


更新履歴

2024年2月22日 里親決定

2024年2月7日 追記1

2024年2月5日 公開

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