[里親決定]
[年齢]
巣立ち前の幼鳥(保護当時)
[保護した経緯]
5月4日に、大通りの街路樹並木にある切り株の上でカラスのヒナが座っていました。その時は「小さいカラス、珍しいな~」と、特に何もせず見守りました。
翌日も同じ場所に座ったり立ったりしている様子でした。この日の深夜は大変風が強かったため気になり見に行きましたが、寝ていること(体が上下して生きていること)を確認してまた戻りました。
どうしてこの場所にいるのか、近くの巣から落ちたのか分かりませんが、親鳥が世話をしている様子はありませんでした。
三日目になると前日までとは異なり、羽毛がややボサついており、ふせって寝ている様子でした。また、この時に道路で同じくらいの子ガラスが車に轢かれて亡くなっていることに気づきました。見かねてエサを置いてみましたが、ぐったりとして目も開けず衰弱していました。通行人がカラスに声を掛けたり触ったりしていました。次の日が大雨の予報で、これはこのまま置いておくと死んでしまうだろうと思い保護するに至りました。
写真は一番上が保護当初に撮ったもので、それから概ね日にちの経過順に並んでいます。一番下の写真は5月15日です。保護当初よりもずいぶん成長しました。
[カラスの健康状態]
保護した夜は伏せっていて、力無く「クー…」と鳴く感じでしたが、現在はエサを要求してきたり羽を広げたり、少し飛んだりと元気そうです。動物病院は受診していませんが、外傷などはなくエサもよく食べます。
[カラスの特徴]
保護当初から人の手を嫌がることはなく、現在は人の腕にも乗ろうとします。あまり鳴かず、エサを食べた後にまったり寝たり、 立ち上がってウロウロしています。最近は段ボールをどんどんつついたり新聞紙をつついたり、羽ばたきの練習をしたり活発な時もあります。
元気になってきてからは、エサが遅くなったときに「グーグー!」「グアーグアーグアー!」と少しだけカラスらしい声を出すようになりました。成長すると鳴き声がもっと大きくなるかもしれません。
目が合うと口を開け羽をワサワサさせてエサを要求してきたり、食べるときには、キューキュー?ンーンーと甘えた声? を出します。ひとりでいる時にはおとなしいですが、人が近くに来ると「ンニャンニャ」「むにゃむにゃ」「にゃーにゃー」「フガ!」「ワン!!」と、何かおしゃべりをしています。意外と人懐こそうな、陽気な印象です。
現在は、80cm程度の高さにある窓の縁に乗ることができる状態になりました。
[現在の飼育環境]
保護した初日は以前に飼っていた鳥のケージで過ごしていましたが、大きさが合わず羽を伸ばしづらそうだったため、現在は大きめの段ボールにペットシートを敷いてそこで過ごしています。
食べ物は、初日のみ猫用ちゅーるを、それ以降は、こちらのサイトを拝見し、ドックフード子犬用をぬるま湯か水でふやかしたものを箸か、鳥用のさし餌スプーンで食べさせています(まだ自分では食べられない)。水は置いてあるグラスから自分で飲めています。
[飼えなくなった理由]
集合住宅のため、なかなか自由に過ごさせてあげられない環境であること、また現在の仕事は在宅作業ですが、今後は仕事で家を空ける時期があるので世話が難しいと判断しました。
[里親に求める条件]
「飼いたい」 に応募方法が記載されています。
内容をよく読んでからご応募ください。
2024年5月20日 里親決定
2024年5月18日 公開