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野生のカラスを近くで観察するのはなかなか難しい。 そこで餌付けをして、お近づきになろうと思う。 だが、今回の餌付けは元々はカラスの観察が目的ではなく、 カラスがゴミを漁るのを何とかしたい、と考えて思いついた策だ。 その狙い通りに餌付けの成功と同時期に、ゴミを漁らなくなった。 この餌付けしたカラスは元々、我が家の庭を縄張りにしていたので、 こいつらさえ手懐ければ、ゴミを漁られることはないのだ。 設置したエサ台もカラスたちの縄張り内の守備対象になり、 他のカラスを追い払っている。良いことづくめの奇策である。
だが待ってください!
住宅密集地では絶対にマネしないように! 縄張りが明確でない住宅街の場合、 カラスが群れを成してやってきて、そのうち「カラスおじさん」として有名になり、 TVで報道される羽目になるかも。
そして重要なことだが、エサをやるのは一日一回、最低限の量だ。 大量に与えると人への依存を深め、彼ら本来の生存能力を落とすことになる。 あくまで「おやつ」を与えているのだ。
まずは庭に高さ2mのエサ台を設置する。猫が届かない高さだ。 だが警戒心の強いカラスたちはなかなかやって来ない。 だが、餌は翌日には無くなっているので、人がいない隙に取りに来るのだろう。
1ヶ月後、ようやくその姿を捉えることができた。 かなり遠くから観察している。非常に警戒心が強い。 話すと長くなるが、私は訳あってこのカラスたちから嫌われているのだ。
エサ台を家から離れたところに移動させたところ、 警戒心が薄れて姿を見せるようになった。 ご覧の通り巣立ち間もない子ガラスを連れてくるようになった。
2018年5月8日改訂版 に移行
2016年12月3日公開