カラスブログ2017年2月18日 カラスの躾

カラスの躾

ハシブトガラスのアディ。
今は朝食の時間。大好物の卵黄を前に行儀よく「マテ」をしている。 待ちきれずに「ゴクッ」と、唾をのむアディ。 カラスはこういう状況で、本当に唾をのむのだ。

彼は巣立ち間もなく羽の骨折により保護され、 もうすぐ2歳だ。 陽気でドジなカラスである。  いや、ドジだからこそ怪我をして、親から見捨てられたのだろう。

だが、陽気な彼は、そんなことは特に気にしていない。 ところで、自然界でドジな動物を見かけない理由は、 ドジな野生動物は成長する前に淘汰されるからだ。当たり前である。

アディは生後半年ほどで我が家に来たが、 とにかくヤンチャで、先のことを考えず無茶な行動をしたものだ。 当然、私の言うことなど聞くはずもなく、ずいぶん手を焼いた。 とんでもない駄ガラスだと諦めていたが、 最近はいくつかのコマンドを覚え、命令を聞いてくれるようになった。

カラスはコミュニケーション能力が高く、 何か命令すると、一応、それが何かを理解しようとする。 ペットで例えると、猫には見られない従順さだが、犬ほどではない。


カラスの躾

「ヨシ!」の合図で羽をバタつかせながら卵黄に食いつく。

羽をバタバタさせて尾翼を上げる仕草は、 幼鳥が親鳥に餌をねだるときのポーズだ。 2歳といえば、とっくに独り立ちの歳ではあるが、 甘やかすと、いつまでも幼鳥のままだ。


カラスの躾

こちらは、ハシブトガラスのBAN君。
彼は朝食を目の前にしても、このようにクールに決めている。 彼は、様々な試練を乗り越え、精神的に大人になったのだ。 保護施設で暮らしているときは、置きエサで育ったので、 手渡しでエサを貰うのを嫌がる。


カラスの躾

再びアディ。
今日の昼食はドッグフード。

食事前に「マテ」をする。


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そして「回れ!」の合図で今日も回転技を決めるのだ。

最近覚えた技だ。

「そりゃ!」


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「ヨイショ!」


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「ヨョ!」


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「セイっ!」


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そして「ヨシ!」の合図でビヨーンと伸び上がる。

彼の足元に注目。

野生のカラスはこんなに伸びないだろう。


カラスの躾

そして夕方。夕暮れ時の寂しさが募る。

アディが我が家に来た頃、何度か夜中に鳴いていることがあった。 心配して見に行くと、夢を見て寝言を言っているのだ。

「グウェー! グウェー!」

と、鳴いたかと思うと、

「アウ、アウ、」

と、うめき声をあげ、 そして、

「バサ、バサ、バサ」と、羽ばたくが、 飛べないので当然、「ドター!」と床に落ちる。

おそらく、巣立ちの時の夢を見ていたのだろう。 飛び立つ母親の後を、必死で追いかけているのだ。 陽気な彼も、他人には言えないトラウマがあるのだ。


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2017年2月18日公開

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