カラスブログ2017年11月19日 ハシボソのお父さん

秋雨の季節がやっと終わったと思ったら急に冷え込む今日この頃。 秋の快適な期間がほとんど無いままに真冬へと突入しそうだ。

冬は極寒、夏は灼熱、そして近年の秋は集中豪雨ときたもんだ。 快適な日は三日も続くことは無い。 日本は水と緑に恵まれた豊かな国だが、快適とは程遠い環境である。

柿木

今年は庭の柿の木が豊作だ。

昨年はほとんど実を付けなかった反動なのか、 今年は収穫しきれないほど実った。

余って熟した柿を鳥や狸が食べに来る。


三毛猫

この秋から我が家に居ついたこの三毛猫だが、 だんだんと図々しさが増してきた。 朝からこの場所にスタンバイして大きな声で朝食を要求する。

野良猫にとって図々しさは長生きの秘訣である。 遠慮などしていては生き残れないのだ。


三毛猫

私がカラスの世話をしているときも鳴き声を上げて呼びに来る。

それにしてもブサイクな三毛猫だ。


三毛猫

だが、よく見ると愛嬌のある顔をしている。

鼻の周りの模様がブサイクに見せているのだろう。


鉄塔のカラス

ハシボソの家族はというと、 最近は子ガラスを追い払うのを諦めたようだ。

親子三羽で一緒にいる姿を頻繁に目にするようになった。 長男は完全に独り立ちしたのか、以降、まったく見ることはなく、ここにいるのは末っ子だ。


鉄塔のカラス

ハシボソのお父さんが時々こうして子ガラスを追い立てるが・・・。


鉄塔のカラス

子ガラスは直ぐに戻ってくる。

「ボクは絶対にお母さんと一緒にいるんだ!」という強い意志が伝わってくるが、 こいつも相当図太い神経の持ち主である。

カラスにとっても図太さは長生きの秘訣なのだ。


鉄塔のカラス

早朝、エサ台にエサを置くと、三羽で飛んで来る。


イケメンなカラス

まず最初に現れるのはこのお父さんだ。 彼は体格も立派で顔つきも精悍である。 カラス界のイケメンといったところか。

だが、このイケメンな風貌とは裏腹に彼はセコい性格の持ち主である。


イケメンなカラス

とろりと半熟に仕上げた卵黄は彼の大好物だ。


イケメンなカラス

ものすごい威圧感を放ち、他の家族を寄せ付けず卵黄を独り占めするお父さん。

子育ての季節は家族への配慮も見られたが、 それ以外の彼は基本的に自己中心的である。


イケメンなカラス

その間、お母さんと子ガラスは木の上で見ているだけ。 右のクチバシの長い方が子ガラスだ。 一ヵ月前と比べると顔つきが大人になり、もう立派なカラスになっている。

そして左がお母さん。 このお母さんはとても優しい性格である。しかしそれが子ガラスの独り立ちを遅らせているのだ。


イケメンなカラス

自分だけ食事を済ませて満足し、ゆっくりと立ち去るお父さん。 その背中からはセコさが滲みだす。 イケメンにロクな奴がいないのはカラスの世界も同じ。


別の日の監視カメラには、このお父さんの「自己中心的かつ亭主関白」ぶりを如実に捉えた映像が残っていた。


イケメンなカラス

エサ台に止まっているのはお母さん。 ドッグフードを食べている。


イケメンなカラス

続いて子ガラスがやって来た。


イケメンなカラス

特に争うことなく分け合っているようだ。


イケメンなカラス

遅れてお父さんが登場!


イケメンなカラス

「グイッ」と、妻を押しのけ割って入る。


イケメンなカラス

そして何と!

「えーい、どけっ!」と、ばかりに妻を足蹴にしたではないか!


イケメンなカラス

さらに体を押し付けて圧迫するお父さん。

その隙にドッグフードをむさぼる子ガラス。


イケメンなカラス

エサを独り占めしたいお父さん、 今度は全力で妻を蹴り飛ばす!

自分よりも先に食事をはじめていた妻にカッとなったのだろう。

昭和の頑固おやじのようなカラスだ。


イケメンなカラス

理不尽な亭主関白ぶりに家族はみな委縮してしまった。 お母さんは斜めになりながらの食事だ。

だが、こんなお父さんにも頼もしい一面がある。 縄張りに侵入するカラスや鷹を排除するのはお父さんの役目だ。

また、ごく稀にではあるが愛妻家の側面を見せることもある。



カラスの夫婦は仲が良いと思われているが、 よく観察すると夫婦関係には明確な上下関係が存在する。 これはカラスに限らず、自然界の動物において全く対等な関係など成り立たないのだ。 人間社会もまた同じ。家族や友人の間にも見えない力関係は必ず存在する。


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2017年11月19日公開

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