カラスの飼育法 「飼育環境」

屋外で飼育する

カラスの小屋 屋外で飼育する場合は、庭に大型の鳥小屋を設置し雨や直射日光を防ぐ構造にする。 カラスは夏の直射日光には耐えられないので、 遮光性のある屋根が必要。
 カラスは羽を広げると1m近い大きさがある。 飛べないカラスの場合でも羽を広げて枝を移動したりするので、 小屋の床面積は2畳以上、高さは180cmくらいは必要になる。
カラス小屋の制作 ←簡易なカラス小屋の製作法

カラスの小屋 このカラス小屋の背面は屋内の窓とつなげてあり、 このように室内からカラスの世話ができるようになっている。 このようにすれば、屋外飼育でありながら室内飼育のような雰囲気になる。 ただし、鳴き声は外に響いているので周辺の住宅環境によっては難しい。

カラスの小屋 フンの掃除  カラスの飼育の内、多くの時間を費やすのがフンの掃除である。 小屋の床に金網を貼り、 その下にこのようにトレーを差し込めるようにするとフンの掃除が簡単になる。

カラスの小屋 防水床にする  もう一つの方法は、このように床材をFRPにして排水口を設置すれば、 小屋の中を水で流すことができる。 施工は意外に簡単。 FRPの施工が無理なら屋根材を流用してもよい。
FRPの施工法

カラスの小屋 カラスの水浴び  カラスは水浴びを好むので、 このように簡易な流し台を用意してやる。 小屋の外に排水バルブを設置すれば排水が簡単だ。 カラスは泳げないので深すぎるのはダメ。 冬でも水浴びをするので、例え外が雪の日でも忘れずに用意する。

カラスの小屋 止まり木は必須  鳥は三次元空間に生きる動物なので、 例え飛べないカラスだとしても、高低差のある枝を設置する必要がある。 木の太さは3cmから4cmくらいがちょうどよい。 小屋の中心部は何もない大きな空間にして、 枝は窓際などの周囲に設置する。

カラスの小屋 寝床の設置  重要な事だが、カラスは寝床にこだわりを持っている。 寝ている間は無防備なため、 外敵に襲われないような場所を本能的に求めるのだ。 だから飼育小屋にもそのような場所を用意する。 小屋の中で最も高い場所で、背後の二面が壁になるようにする。 そうすると夜は例外なくそのポジションで寝ている。
 カラスの足の指は、就寝中に無意識の状態でも枝につかまり安定するようにできている。

室内で飼育する

猫のように室内で放し飼いする場合、 トイレの躾は必須となる。 アメリカではオウムの飼育が盛んであり、躾の方法も確立している。 その中でトイレの躾に成功した事例もあるので、 それらを参考に躾に挑戦するのも良いだろう。

あるいは、もし部屋が余っているのなら、カラス専用の部屋を用意するのがよいだろう。 上下水道の改造が可能なら、バスルームのような床にすれば糞の掃除は簡単だ。

カラスの小屋 もう一つは、右の写真のように居間に大型のケージを用意し、 普段はそこに入れておいて時々外に出してやるのもよい。 ただし、この画像のような狭いケージに入れっぱなしにしておくと、 尾羽をひっかけて欠損したりする。

睡眠時間に注意する  室内飼育する場合の注意点だが、 カラスは猫などと違い完全に昼行性だということだ。 周囲が明るくなると起床し、暗くなると寝る。 起きているあいだの基礎代謝は非常に高く、 逆に寝ている間はスリープモードのように省エネになる。 だから室内で飼育する場合は、 夜中まで明るくするのは避けるべきだ。 カラスは基本的に昼寝はしないので、 夜間に充実した睡眠をとれるよう心がけよう。

室内でも止まり木は必須  室内で飼育する場合においても止まり木は必須である。 なぜならカラスの足はフローリングを歩くのに全く不向きだからだ。 そして寝床には必ず止まり木を設置する。 カラスの足は寝ているときも自然に枝に止まって安定するようにできているからだ。 床の上ではその機能は働かない。

たまには日光浴を  日光浴を必要とする確かな根拠は不明だが、 やはり昼行性の動物であるため、 なんらかの効能がある可能性はある。 日光浴をさせるには部屋の窓を開けて網戸にし、 陽の光を直接あてる。 この時、夏場の直射日光には耐えられないので、 夏場は注意が必要だ。


その他 飼育に必要なこと

おもちゃを与える

カエルのおもちゃ ビールの空き缶や犬用の音の出るおもちゃなどを与えておけば、 暇つぶしに遊んでいる。 しかし成長にしたがって、次第に好奇心は薄れてくるので、 興味を示さない場合は与えなくても良い。

一緒に遊んでやる

カラスと遊ぶ カラスは遊ぶことが好きだ。 遊ぶといってもキャッチボールなどはせず、 ひたすら服を引っ張る、サンダルを破壊するなどで、こちらとしては全く面白くない。 だがスキンシップは必要なので仕方なく付き合うのだ。
 その他、木の皮を剥がすなどの解体作業を好む。

騒音には気を付ける

カラスは耳が良いので、 人間が唐突に奇声を発したり余計な騒音をたてることを嫌う。 大音量で音楽を流すことも避けた方がよい。 ただし、日常のテレビの音や生活音なら何の問題も無い。

更新履歴

2017年8月27日公開

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