カラス小屋の制作2015 その三

カラス小屋の制作

これを機に、予ねてより計画していた究極の計画を実行に移す。
まずは二つの小屋を一度、分離する。


カラス小屋の制作

そして増設した方の小屋を90度回転しドッキング!
そう、あの変なサイズの増設小屋はこの日のために、 計算されたものだったのだ。90度回すとサイズがピッタリ。


カラス小屋の制作

そしてタイヤを取り付け移動が可能に!
薄暗かった日陰の地から脱出するカラスたち。
いざ、陽の当たる場所へ!


カラス小屋の制作

ゆっくり移動しているのは、 予想よりも重量が重く、なかなか思うように動かないからだ・・・。


カラス小屋の制作

そして庭のど真ん中に。
太陽の光を全身に浴びるカラスたち。
カラスの皆さん!いかがですか?


カラス小屋の制作

久しぶりに見るこの表情だ。カラスたちにとっては衝撃の体験であろう。


カラス小屋の制作

設置してすぐに、なぜかウシが小屋の床下に向かっていく。
カラス小屋の床は金網が貼ってあり、 おかげで床のフンは地面に落ちるため全く掃除する必要がなく、 時々、小屋を移動するだけだ。


床下は通気性を確保するために大きな隙間が空いている。 この太った猫もご覧のとおり侵入可能だ。
この時はカラスの落とした餌を狙っているのだろう。 しかし、無慈悲な仕打ちが彼を待っているのである。 そのことを彼はまだ知らない。


カラス小屋の制作

響き渡る猫の悲鳴…、飛び出す猫、ご満悦のカラス、そして惨劇の痕だ。 床一面に広がる猫の毛。狭く身動きできない状態の猫をツツキまくり、 毛をむしり取られ、驚くほどの脱毛量。 そして猫は、二度とカラス小屋の床に潜り込むことは無かったのだ。


カラス小屋の制作

タライの水を交換するのが面倒になり、特に真冬にあの作業は嫌だ、 何か良い方法がないかと考えて、たどり着いた答えがこれ。
市販のシンクを改造して低く設置し、 排水ホースは床下から外に出す。


カラス小屋の制作

そして外に出した排水ホースは、 フックで壁に掛けておく。


カラス小屋の制作

そして壁に掛けてある排水ホースを、おもむろに地面に降ろす。


カラス小屋の制作

それだけで迅速に排水される仕組みだ。 これにより、タライを持ち上げることもなく、 水に触れることなく、さらにバルブを操作することすらも無く、 排水が可能になった。


終わりに

カラスに限らず動物の飼育は、 日々の餌やり、水の交換、小屋の掃除など、どれも小さく簡単なことだが、 その簡単なことでも雨の日や雪の日、自分が風邪をひいた時も、 一日も欠かすことはできない、飼い主に課せられた責務だ。 普段は簡単な作業だが時には重荷に感じることもある。 だからこそ、その負担を可能な限り軽くし、日々の作業をシステム化することが重要だ。 それによりカラスもハッピー、飼い主もハッピーフォーエバーとなるのだ。

今回のカラス小屋は一つの完成形である。 だがしかし、その進化は止まらない。
さらなる上質を目指し、新たなカラス小屋を設計中だ。
というよりも、幾多に及ぶ改造と増設のおかげで各部に矛盾が生じ、 これ以上の進化が難しくなってきた、というのが建て替え計画の本当の理由だ。

更新履歴

2016年12月3日公開

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